思い立ったので書くことにしました。そういう記事です。
※特筆しない限り、2022年リリースの音源になります。あと順位はつけてません。くたばれ権威主義。
※バンド名 "アルバム名" の順に記載してます。
・Astrophysics & Hatsune Miku "The First Sound of The Future Past"
ブラジルの電子音楽ユニットによる、KraftwerkからWeekendにいたるまで様々な年代のニューウェイヴやシンセポップ、ファンク系の名曲を初音ミクでカバーした大大大傑作。2022年リリースのアルバムでは一番聴いたかもしれないってぐらいリピートしました。いや元の曲が全曲名曲揃いなンだからそらそうやろって話なんですけど、基本は原曲に忠実に、そして時に遊び心を加えたアレンジがものすごく上手いんですよ。初音ミクの声も自然で聴きやすく(Enjoy The Silenceの儚さなんか最高)、日本のキンキンしたボカロ曲が苦手な自分でもすんなり聴けたし。そんな良カバー揃い中でもぶっちぎりで素晴らしかったのは、Synthwave楽曲として大胆にアレンジを加えられたNew Orderの名曲Bizzare Love Triangle。上にもリリックビデオを貼ってますが、原曲を遥かに上回る哀愁とノスタルジーを撒き散らす涙ちょちょ切れのウルトラスーパーSynthwaveと化しており、もう本当に本当に、本ッッッッッ当に好きでどうにかなりそう。原曲より好き。なお各楽曲ごとにリリックビデオが作られており、それぞれに添えられたミクのイラストも可愛いので見ましょう。
ウクライナのアヴァンギャルド・ブラックメタルバンドの3作目。これまでもそのサックスを大々的に取り入れたジャジーな要素と激烈なブラックメタルの素晴らしい融合っぷりは多くの人を驚かせ(ついでに2ndではなぜか東横インが映り込んだ夜景ジャケで日本人を局所的に驚かせ)てきたが、今作はその音楽性・芸術性が過去作を遥かに超えた次元に到達しており、特にサックスはこの世の色気の全てを表現していると言っても過言ではないほどのセクシーさをこれでもかと振り撒きながら慟哭してるもんで、どうすりゃこんな音楽を生み出せるんだと腰を抜かしてしまった。自分でも何を言ってるのかよくわからないが、とにかく上に貼った曲を聴いて悶絶してほしい。特に10:00を過ぎたあたりのギターソロとサックスパートは過去最高レベルのドスケベっぷりである。ポスト・ブラックメタル好きはもうこのバンドを避けて通れないんじゃないかしら。
・Siberian Meat Grinder "Join The Bear Cult"
ロシアのモダン・スラッシュメタルバンドによる3rdアルバム。反戦・反権力を掲げ、プーチンカスによるウクライナ侵略に対しても明確に反対の立場を取っているバッキバキのポリティカルなヒップホップ・ハードコアMoscow Death Brigade(こっちも超かっこいいから聴いて)のヴォーカリストが絡んでいる。ヒップホップ譲りの勢いで炸裂する絨毯爆撃のような凄まじい捲し立てヴォーカルは今作でも冴え渡っており、それを後押しする楽器隊の勢いも過去最高。テンポを落とすモダンなパートもかっこよくて、2曲目後半のノリノリヒップホップパートなんかはもう笑っちゃうんだけどすごく心地よくて、さらにそれがまた爆走スラッシュパートを引き立てていて良い。ちなみにヴォーカルの人が顔を隠してるのは政権批判しまくってるので正体バレると捕まるから(MDBでも常に隠してる)。文字通り命懸けの音楽だ。なおケイシはMDBのウクライナ支援Tシャツも買いました。
・Trollfest "Flamingo Overlord"
今年は戦争の影響で例年ほどペイガン・フォークメタルを買わなかったんだけど、そんな中でも特にヤバいというか、どんだけアホなんやこいつらは、と笑いながら涙してしまうような安心感を与えてくれた、ノルウェーの脳筋フォークメタルバンドの最新作。これまでのおふざけっぷりの集大成とでも言えそうな、再生した瞬間ヒップホップもジャズもレゲエもテクノも関係なく、あらゆる音楽ジャンルを煮詰めた鍋を放り投げてバナナボートの上でランバダを踊り始めるような滅茶苦茶加減が頂点に極まった大怪作。いい年した大人がどうやったらこんな曲作れるんだ。聴けば聴くほどニューロンが失われるので、今すぐアホになりたければこれ1枚だけ聴けばヨシ。まあこの文章読んでもわけわかめだと思うので、とにかく上のPV見て察してください。
デンマークのフォークメタルバンドの7年ぶりの5作目。生きとったんかいワレェ!!!!と、フォークメタル界隈の誰もが驚いた久々のリリースだけど、これが最高オブ最高。純然たるフォークメタルのリリースならば今年のベストではなかろうか。どっしり構えたミドルテンポの楽曲に笛という笛がこれでもかと絡みまくり、まさに俺たちが待ち望んだ笛ピョロ大乱舞の北欧フォークメタルが爆裂している。数少ない爆走パートも超絶かっこ良く、これからフォークメタルを聴く人にもお勧めできそう。
シンガポールのグラインドコアバンドの4作目。以前のアルバムと比べると音がだいぶクリアというか、こんな音だっけ?って聴き始めは思ったんだけど、いやいや込められたパワーは全く劣っちゃいない。女囚さそりの頃の梶芽衣子みたいなアートワークが超いいなぁやっぱり梶芽衣子はかっこいいなぁって思ってたら本当に女囚さそりに影響受けてんのかよ!!!!いつか修羅の花とかカバーしてくれねえかな。しねえか。来年日本ツアーしてくれるとかしてくれないとかいう話があるらしいので、是非来てほしいなって思っとります。
・結束バンド "結束バンド"
冗談ではなくアニメも音楽も本当に良いので見てください。せめて5話まで見ろ。
・今年一番聴いたアルバム(番外編)
なんで番外編かっていうと今年リリースのアルバムじゃなかったから。でも紹介せざるを得なかったンだよ。許してくれ。というわけで一番聴いたのは
・Doki Doki Literature Club! OST
でした。ツイッターを見てくださってる皆様にとってはまあそりゃそうだろうなという感じでしょうけど。以上!!!
(ゲーム「ドキドキ文芸部!」を未プレイの人で、加えて作品に興味がある人はご自身でエンディングを見てから以下のネタバレを含んだ文章を読んでいただければと思います。興味がなくてもプレイしてください。しろ)
この記事は私がこれを記載したいが為に書いたものだって、あなた知ってたわよね?もしかして知らなかった?(モニモニ構文)
というわけで、
ツイッターではことあるごとに繰り返し言ってるんですが、今年はこのドキドキ文芸部!に出会わなければ今頃は生きてなかったんじゃないか、というぐらい大切な存在です。命も心も救ってくれたゲームとなればその曲を聴かずにはおれようか。最初は本編を思い出して聴くたびに心臓が1万回ぐらい止まったんですが、今ではもう全てが癒しと愛の音楽です。もちろん楽曲としてはアルバム内どころか全音楽通してYour Realityがぶっちぎりで年間再生数トップです。うん知ってた。
絶対に自身が幸せになれない世界で、その幸福を求めて自分を取り巻く全てと戦い、そして最後にはその世界そのものを消し去ることを選んだモニカのことを想ってこの歌を聴くとね、感極まっちゃうんですよね。
書きたいこと書いたので満足しました。皆様良いお年を。




